紫斑病性腎炎の原因

紫斑病性腎炎の原因はまだ良く分かっていません。しかし体を守る免疫システムの一つのIgAという種類の抗体と関係があるのではないかと考えられています。

アレルギー反応が強く出ることでIgA抗体が多量に分泌。それらが血管壁にへばりついて悪さをします。その結果紫斑病で内出血が起きたり腎臓の毛細血管に炎症を起こします。

およそ50%の症例で風邪などの先行感染があり、発症までは1~2週のことが多いようです。この場合では風邪ウイルスがIgA抗体を大量発生させていると考えられます。

先行感染としては扁桃炎などの上気道炎が中心ですが、副鼻腔炎(蓄膿)を起こしていることもしばしばです。先行感染の病原体はA群溶連菌、ブドウ球菌、ウイルス(水痘、肝炎、麻疹、風疹など)、マイコプラズマなどが知られています。

またアレルギーが起きるにはウイルスの他に薬や食物などさまざまな要因があります。大事なことは何がトリガーになっているのか確認してアレルギー反応をなくすことです。

ここでは紫斑病性腎炎の外的要因と内的要因について考えてみたいと思います。ここでは外的要因は体の外部からくる原因、内的要因は体の内部からくる原因のことを指します。


<外的要因>

食べるもの、環境、家の立地や汚さなどが挙げられると思います。アレルギーを引き起こしているのが何かあるはずなのでそれがなんなのか解明する必要があります。

食事はバランスが取れているか、家はハウスダストやダニがいないかチェックするといいと思います。


<内的要因>

ストレス耐性、生活改善する(変なものを食べないなど)という意識、病気を治す気持ちが大事になってきます

この中でもストレスをどう受け流すか、発散させるかがポイントになります。ため込んではいけません。また病気である以上生活を改善する、自分で治すという意識も必要になります。

この病気はどっかが痛いという症状が出ませんからあまり意識が改善されません。私もそうでした。尿検査の数値を見てもどこか他人ごとだったんです。「本当かな」って。

そうやって病気から目をそむけたことが結局完治までの道のりを長くしてしまいました。今この病気と付き合っている方は「自分を変える」という気持ちを持つといいと思います。


紫斑病性腎炎の基礎知識

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紫斑病性腎炎の治療法