アレルギー性紫斑病から紫斑病性腎炎に

私の病歴をまとめたシリーズです。はじめからお読みになりたい方は「紫斑病腎炎になったきっかけ」からどうぞ。

(前回の続き)

アレルギー性紫斑病と診断されてから病名が紫斑病性腎炎に変わるまでにそう時間はかかりませんでした。アレルギー性紫斑病では内出血が見られますが理由は
先行感染や食物、薬剤などに対して異常な免疫応答によりIgA抗体の産生が亢進し、IgA免疫複合体を形成したのち、この免疫複合体が血管壁に付着し、局所でのサイトカイン等の産生が増加
ということにあります。つまりアレルギー反応によってできた抗体が血管壁で悪さをするということです。その結果血管透過性や血管壁の異常が起こるわけです。

血管透過性が変わるということは血管内外の水分量バランスが変わりますのでむくみが出てくるようになります。私の顔も相当むくんでいました。

しかし足にできた紫斑の原因が分かっただけでもやることは見えてきて安心できました。要は安静にしていればいいのですから。その後わりと早い段階で紫斑は消えていきました。数か月かからなかったと思います。

紫斑病は薄くなる?痕が残るのではないかと心配している方がいますが大丈夫です。きれいになりましたよ。心配になるくらい赤くなるんですよね、この病気は。

しかし紫斑病性腎炎は残ってしまいました。尿潜血と尿たんぱくが出てきました。中学受験はとりあえず1つ受かりましたのでそこに行くことにしました。

またお医者さんから検査入院を勧められ入院することに。3月の前半でした。2、3月あたりは小学校最後の思い出となるはずでしたが仕方なかったですね。でも最後の遠足のディズニーランドにはなんとか行けてよかったです。あの時クラスのみんなが「大丈夫?」と声をかけてくれたのは今でも覚えています。小雨が降っていたと思います。

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